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多様性 vs 比較優位論

2012/07/24 Tue 21:47

経済には、比較優位の法則という偉い法則がある。

Aという国とBという国があったとする。
A国は発展途上でまだ小麦しか作ってない。小麦はがんばると1人で年間1トン作れる。
一方のB国は経済大国だ。小麦もパソコンも作れる。小麦なら1人で年間5トンは作れちゃうし、パソコンは、小麦の売価の10倍もの価値のパソコンを1人で年間作れちゃう。

さて、この場合、誰がなにを作るべきか。
比較優位論では、世界全体の「生産性」(=一人当たりに作れるモノの価値)を最大化することをゴールとし、
最適解を計算していくと、A国は国を挙げてパソコンだけを作り、B国は(生産性は低いけれども)小麦を作って、A国はB国から小麦を輸入するのが一番効率が良い、という答えになる。
そのほうがA国もB国も、いわゆるGDP=国内総生産が高くなるというわけ。

この比較優位論が「自由貿易は偉い」というロジックを支えているし、昨今のTPPとかの議論の正しさを担保している。

で、最近、この比較優位論を説明したら、それは間違ってる、と言われてしまった。
それは今の世界をスナップショットで撮って見て、今この瞬間の生産性に基づいて計算してるでしょ?
でも、パソコンを作っている国がパソコンを作り続けていたら、いつかイノベーションが頭打ちすると思うんだ。
生産性もいつか飽和するんじゃない?

でも、どこの国もどこのコミュニティーも、小麦もパソコンもみんな一緒くたに作り続けていれば、それぞれのコミュニティーで、独自のイノベーションが生まれると思うんだ。そういう多様性が最終的には次のブレークスルーを生み出し、人間の生産性を上げるんじゃない?

う、うーーむ。
確かにとても正しい。
いやはや、3年間も経済とビジネスを勉強していて気づかなかったなんて、自分が情けない。
誰かこのロジックに基づいて新しいマクロ経済の成長論のモデルを作ってくれないかなあ。
これ、けっこう核心をつくような発見だと思うんだけどなあ。

そんなわけで、最近、にわか多様性重視派です。
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