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前回の記事を書いてから「経済成長」は本当に「雇用喪失」につながるのか?むしろ「経済成長」=「雇用創出」ではないのか?という質問を複数の人から受けました。ソウシツなのか、ソウシュツなのか、私も気になっていたところ、つい先ほど面白い記事を見つけたのでご紹介します:

Tech Crunch: Is Technology destroying jobs?

もともと、経済成長理論は、「新しい産業が生まれ、生産性が上がる」→「消費が増える」&「生産性が上がったので、余った人がほかの仕事に就けるようになる(労働力が増える)」→「余った労働力が更に産業を創出し、更に経済が成長する」というサイクルが生まれることで、経済がどんどん成長する、というシナリオを前提に組まれています。
イギリスの産業革命中に起こったことはまさに上記のようなことです。
Tech Crunchの記事によると、イギリスでは最盛期に325万馬力(文字通り325万頭の馬!)の馬使いが雇われていたけど、それが産業革命で職が失われたそうです。
一方で、代わりに機械を使ってするような仕事=織物業や機械業が増え、農業など単純作業に従事しなければいけない人が減って、結果的に世界は生産性が高くなり豊かになった、それが20世紀の経済成長のおおまかなストーリーです。

一方で、インターネット革命が起こって広がった過去10年を見ると、アメリカでは年率2.5%の成長を遂げたものの、雇用は10年で1%減ったそうです。減った分は誤差としても経済成長が雇用創出につながっていないのは事実ですね。

それを著者はインターネット産業で必要としているスキルと職を失った人のスキルがマッチしないからだ、と説明します。事実、シリコンバレーの近くではいつもエンジニアが足りない、足りない、と言っているけれど、アメリカ全体では失業率が10%近くに達してますからね。納得がいきます。

この記事は、産業革命後に、多くの人が機械を(自分の仕事を奪う)敵としてではなく、ツールとして使う技を身につけたことで経済が成長したように、みんながインターネットをツールとして身につけることができれば、もっともっと多くの雇用を創出できるはずだ、という前向きなコメントで締めくくられています。

インターネットが普及してからまだ20年弱。
確かにイギリスの産業革命を想像すれば、まだまだ社会の構造調整が追いつかないのは当たり前なんだなあ、と今更ながら気づきました。
300万馬力の仕事を壊しつつも、3億人分、いや、30億人分の仕事を産業革命がもたらしたように、
インターネットも、本当の意味でツールとして使いこなせれば多くの雇用を生み出せる日が来るのかもしれない。

今は既存の産業を淘汰するアイディア(どんなビジネスでも新しいビジネスであるからには既存産業の非効率や問題点を解決していないと意味がないので、、、)しか思いつきませんが、そのアイディアが発展すれば、いつかはより多くの雇用が生み出される世界へ、より多くの人が安心して暮らせる世界へ、明日もあさっても幸せになれそうだと誰もが夢を持てる世界へつながっていけるのかもしれない、、、とそんな妄想をする今日この頃です。

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コメント
No title
前回の書き込みと連動しますが、グローバル化とIT化によって、中産階級が縮小し、低所得と高所得世帯が増えているのは、「先進国」ではれっきとした事実です。

- 減りゆく米中産階級 NY連銀 http://t.co/dH0bmwmq 80年→09年で高技能職給与は+40%、低技能職は-10%程;高と低技能職はそれぞれ100%・110%増えたが、中は46%伸びのみ;高中低技能職シェアは高12→15%、低13%→17%、中75%→68%

- 米世帯実質所得推移(67年→10年)広がる格差。下位10%は1.25万ドル、中間値は5万ドルと殆ど上昇せず。上位10%は8.5から14万程度まで上昇 エコノミスト誌 http://t.co/dlDF2zrx

- ヨーロッパでの中産階級没落(高所得者と低所得者は増加)が先進国で進行中 http://t.co/2WsLVMC

しかしながら、下記の通り先進国の職が新興国に移り、また工場も移行し、新興国の中産階級の創出に確実に貢献しています。

Outsourcing Key Facts http://bit.ly/uQpKyE

よって、グローバルにみると、ITは格差を狭めるのに確実に貢献しています。問題は先進国の中低所得層をどうするかでしょうね。
No title
この記事がまさに、、、、、

Economics Focus: Marathon machine | The Economist
www.economist.com/node/21538699
No title
Genさん

こちらでも丁寧なコメントありがとうございます。
確かにインターネットの発展によって初めていろいろな仕事のアウトソース、オフショアリングが可能になったわけで、ITは確実に仕事を生み出していますね。
>よって、グローバルにみると、ITは格差を狭めるのに確実に貢献しています。問題は先進国の中低所得層をどうするかでしょうね。
というのはその通りだと思いました。
国の垣根が低くなった以上、国と国との間の格差が縮まって、一国の中での格差が広がるのも納得がいく流れです。
おっしゃるように問題はそれに対処していくか、なのでしょうね。昔はそれを「他国の問題」として目をつぶってきただけなところもあるので、新しい問題ではないのでしょうが、、、悩ましいところです。
これからもいろいろ意見交換させてください!

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