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MBA1年目のすべての試験が終了した先週月曜日の夜、友達何人かと打ち上げにご飯を食べに行った。
ご飯の席で、ふと20年後の理想の生活の話になった。

向かいに座るロシア人の友達はきっぱりと「いなかの豪華な家に住んで、ロシアから両親を呼び寄せて、妻と子供を4人くらい持って、資産を20億円から50億円くらい運用しながら、年の3分の2だけ働いて、年収1億円くらいで悠々自適な生活を送ること」と言い切った。
極めて具体的なその夢に驚きつつも、20年で20億円の資産を作るためにはどうすればいいかをひとしきり検討するほかの友人達。
「まずサラリーマンじゃ無理だよね」
「可能性があるのは投資業か起業。まあ、おまえは投資家向きだな。」云々。

そんな検討をしつつもやっぱり気になって聞いてみた。
私: 「そんなにお金がないとだめ?あんまりなくても楽しく生きていけるような気がするけど・・・」
友人:「いや、絶対にお金はないとだめだよ。子供を十分に良い大学に行かせるのにもばかにならないお金がかかるからね。」
そう言い切る友人が、続いて話してくれた彼の子供時代の描写に、いろいろと納得した。
友人:「僕が小さかった頃、ソビエトがロシアになって経済が崩壊したんだ。両親は公務員だったけど、月給は今の換算で10ドルくらいでさ。数日食べられるだけの食べ物も買えなかったよ。だから両親は、食べ物と引き換えに子供の家庭教師をしたり、都会のすんごい小さな庭で食べ物を育てて僕たちを育ててくれたんだ。あの頃はよく週末、畑に行って芋をとってたもんだよ。お金は大切だよ。それがコミュニズムを生き延びた僕の生きる知恵だね。」

ひょうひょうと楽しげに話す友人。
理性の固まりのように振る舞う彼も、未来の夢を司る根幹は、子供時代の原体験なんだ、という事実にはっとした。

その約一週間後の昨日。日本に一時帰国した私は、See-Dの運営でお世話になっているモチベーションメーカーというNPO団体のワークショップに遊びに行った。
「すべての子供達にモチベーションを」をモットーに定期的に子供達のモチベーション向上につながるような楽しいワークショップを開催するこの団体。その日のテーマは上野の国立博物館及びその周辺を探検し、「不思議な写真」を撮ること。
国立博物館で準備を手伝いながら、無性にわくわくしてきて、そういえば昔、両親は都内の博物館らしきものにはすべて連れて行ってくれたんだっけ、と思い出した。

私もごく小さい頃、コミュニズムの国で、それなりに貧しく生きていた。食べ物にこそ困らなかったが、洗濯機もシャワーもなく、全部合わせて6畳くらいのところで家族で暮らしてた。
日本に来てからも始めの頃は特に貧しくて、両親は振り返ればかなりの苦労をして育ててくれた。
それでも、子供の頃の記憶は「貧しかった」というより「楽しかった」という印象のほうが強いのだ(それは現時点での記憶のすり替えかもしれないが。。。)

ぜいたくはできなかったので、休日は無料で入館できる博物館や企業の展示館によく遊びに行った。本は買ってもらえなかったので、たくさんの本を図書館から借りて読んだ。長いお休みは、青春18切符を使って普通電車で遠くに行った(父の発案により、1日でどこまで行けるか試して着いた駅で宿探しをするという冒険もした)。電車の中ではトランプを使った数字のとんちゲームを延々とやっていた。

だからなんだろうな、と思う。
オトナになって、See-Dのようなイベントを始めたのも、未だにコドモの心が忘れられないのも、小さい頃に日本にやってきて、この国で「わくわく」をたくさん、たくさん体験させてもらったからなんだろうな、と思う。
だから、ロジカルじゃないと言われても、日本にある「わくわく」を世界に届けたいのだろうな、と思う。
恐るべし、幼少期の原体験。

モチベーションメーカーはワークショップを通じて、その後の人生の核になるようなそんな原体験を子供達に作ってあげたいのだろう。
未来のおとなにモチベーションを届けるモチベーションメーカー、もしも皆さんの周りに小中学生がいたらお勧めです。



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