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MPA/IDプログラムスタート!

2009/08/27 Thu 23:46

大学のサマースクールが始まって、10日が経った。
サマースクールといっても、英語の学校ではない。毎日ひたすら数学をやっている。
サマースクールの名も、Math Camp。新入生は全員必修だ。

ケネディスクールの中でも私が入っているプログラムはMaster of Public Administration/International Developmentといって、国際開発に特化したコース。1999年に、当時ハーバードにいたジェフリーサックスが、国際開発に携わるプロフェッショナルを育てるプログラムが世の中にない、と言って作ったそうだ。
ジェフリーサックスが思う国際開発に必要な要素をみっちり詰め込んだ2年プログラムの構成要素はこんな感じ:
・PhDレベルの経済学(ミクロ、マクロ、統計)1年分
・パブリックマネジメント+政治・政策+ケーススタディ1年分

こんな風に書くと、なんとなくかっこよさげに聞こえるが、「国際開発」←「その基盤となる経済学」←「それを勉強するための数学」、ときて、この2週間は微積やら行列やらをやっているわけで、ともすると「本当に毎日微積してていいのかな。。。」と若干あせってくる。

そんなあせりを伝えると、あせる気持ちを全部わかった上で、「でも経済は役に立つよ。」と励ましてくれるクラスメートに囲まれていることが、おそらくこのプログラムの最大の財産だ。
今年の新入生は76人。クラスが小さい上に、一年間同じクラスをとり続け、更に4人ごとのスタディグループに分かれて一緒に勉強するため、クラスはすごく仲が良くなる。
バックグラウンドは一つの軸に沿って、多種多様。「軸」とはもちろん、国際開発。
クラスの半分以上は途上国の出身。うち十数人は、その国の中央銀行や財務省、経産省にあたる省庁から来ている人たち。

彼らのバックグラウンドは、こんな感じ↓
「日本行ったことあるよ。G8に出るために行ったけど、1日で帰らなくちゃいけなくて・・・」(南アフリカ)
「日本、何回も行ってるよ。FTAの調整で行ったんだけど、結局まだうまくいってない・・・」(ペルー)
「日本政府に招待されて、研修に行った事があるよ。税制度関係で。」(インド)

先進国から来ている人たちのバックグラウンドも、負けず劣らずすごい。
過去働いていた国は、アフガニスタン、スーダン、モロッコ、タンザニア、ラオス、南アフリカ、インド、バングラデシュ、などなど。
所属は、国連、世銀、USAID、Peace Corp、各種NGO、そしてプライベートセクターからは、コンサルティング・投資銀行(なんと会社の同僚が5人もいてびっくりした。)など、国際開発、それも「経済よりの国際開発」に興味がある人を幅広く集めたのがよく伺える。

そんな同級生たちほぼ全員に共通しているのが、みんな国際開発の難しさ、無力さを肌身で感じた上で、このコースを選び取って来ている、という点。
ここには、国際公務員にあこがれて来ている人はいない。
国際機関の非効率さ、NGOの限界、どうしようもないくらいに貧しい国々、、、考えれば考えるほど解が出なくなりそうな問題に、それぞれの真剣さで向き合っている人たちと一緒に勉強できるのは本当に、本当に、幸せなことだ。

代わりに価値観の多様性が失われているのも事実。(例えば、うちのクラスでは、「経済発展は貧しい人々の敵ではないか」みたいなことは議論の話題にものぼらない。経済発展が貧困削減につながることを、ある程度は信じている人しかコースにいないからだ。)
クラスのメンバーが、途上国から来ているとはいえ、極めてエリート層・富裕層に偏っているのも事実。(入学してみたらクラスの半分以上がiPhoneを持っていてびっくりした。そして、完璧に影響された私もiPhoneに切り替えた。。。)

本日の自戒: MPA/IDのプログラムに閉じこもらず、外の世界とも触れ合うべし。




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留学にあたって

2009/08/12 Wed 09:54

インドネシアでの経験から約1年。
あれからもろもろ準備をして、大学院への留学が決まりました。
2009年9月からはハーバード大学ケネディ公共政策大学院へ、
2010年9月からはスタンフォード大学ビジネススクールへ、
そして、2011年は秋・ボストン、春・サンフランシスコを移動して、ハーバードとスタンフォードに通います。
計3年間で、Master of public administration(MPA)、Master of business administration(MBA)の両方の修士号がとれる得なのか損なのか、実のところよくわからないコースに入学します。

インドネシアで感じたことが、じわりじわりと風化している今日この頃、現場の心を忘れないためにも「インドネシアに安全な水を届けよう計画」のウェブサイトを衣替えして、留学日記をつけることにしました。

この3年間が留学ならぬ遊学とならないように、
高台からの見物と教科書でのお勉強だけで終わらないように、
自分への戒めもこめて、頻繁に更新できたらと思います。

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飛行場にて

2008/07/29 Tue 01:27

飛行機に乗ると、ときおり無性に寂しくなる。殊に荷物が多いときはだめだ。
えてして長期滞在になるから、というだけでなくて、ただ単に重い荷物をせっせと運んでみじめな気分になるだけなのかもしれない。
飛行機では思わずしんみりするような映画を見てしまうからかもしれない。
あるいは無駄に思いをめぐらす時間があるからなのかもしれない。

ソウルからジャカルタに向かう飛行機の中で、なぜか具が凍ったビビンバを食べながら、遠くに来てしまった、、、と身に染みて実感した。
それは、きっと、ビビンバのご飯は熱いのに、ビビンバの具はかちかちに凍っていたからだ。(その上、デザートがストロベリーチーズケーキアイスクリームだった。なんとも解せない。)
もしくは、日本語で書かれたインドネシア語のテキストを読んでいるのに、隣の韓国人がひっきりなしに韓国語で話しかけてくるからだ。
いやいや、きっと犯人は江国香織の小説だ。「号泣する準備はできていた」なんていうタイトルからして、間違ったチョイスであることははっきりしていたのに、なぜ読んでしまったんだろう。

とにもかくにも、旅路についてしまった。
2ヶ月なんてあっという間だよね、と言いながら、「でも、その前に」といってご飯に誘い出してくれた友人たちを思う。
2ヶ月で戻ってくるわけだから、特に折り目をつける必要もなかったのに、勢いあまって整理をつけてしまった出来事たちを思う。
逆に出発前にけりをつけようと思っていたのに、インドネシアまで引きずってきてしまった雑用たちのことを思う。
ふう、とため息を一つ。

気を取り直して、これから2ヶ月のプロジェクトプランを立ててみる。
・・・おっと、、、なんとも綱渡りなスケジュール。そして、この課題設定。。。明らかに勢いあまってプロジェクトを引き受けてしまったけど、答えは出るんだろうか。。。
ふう、とため息を二つ。

あーあ、もう来ちゃったもんね!と盛大に息をぜーんぶ吐き出してみたら、ちょっぴり元気が出てきた。
これから2ヶ月間、インドネシアでベストを尽くせますように。

2ヶ月間限りのブログですが、皆さんよろしくお願いいたします!
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